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2005年10月28日 お茶の水女子大学講義(4回目) [大学講義(お茶の水女子大学)]

2005年10月28日  お茶の水女子大学講義(4回目)

10月28日(金) 晴れのち曇り

9時、起床。
朝昼ご飯は、トースト1枚、スモークサーモン3枚、レタス。

11時、仕事場へ。
メールチェックなど。

12時、いつもの金曜日より1時間半早く身支度。
黒地に赤で大輪の菊を織り出した足利銘仙。
長襦袢は、緑に白の麻の葉柄の半襟をつけた飛び兎柄の黄金色。
帯は、黒と銀の鱗。
帯揚は辛子色、帯締は山吹色。

13時半、家を出て、霞ヶ関駅経由でお茶大へ。
レジュメを印刷。
今日は、A3のコピーがあるので、事務室に寄ってコピーカードをもらい、86部刷る。
15時過ぎ、出勤簿に押印のためジェンダー研究所に寄ると、小林富久子先生(早稲田大学教授)がいらっしゃる。
お茶を飲みながら、しばらく雑談。

15時30分、先生といっしょに図書館第2会議室に移動して、「映像表現とジェンダー」研究会に出席。

今日の研究会は、館かおる教授の解説で「迎春花」(満州映画制作会社・松竹京都合作、佐々木康演出 1942年)を見る予定。
(中略)
李香蘭が「迎春花」を唄うシーンまで(全体の約半分)見たところで、自分の講義の時間になり、残念ながら途中退出。

16時40分、講義開始。
前回、途中で終わってしまった「トランスジェンダーとは何か」の続き、トランスジェンダーの諸類型から。
フルタイムTGとパートタイムTG、Nonpass-TGとPassed-TG、狭義のトランスジェンダー(TG)とトランスセクシュアル(TS)、トランスベスタイト(Transvestite=TV)などについて解説。
その上で、広義のトランスジェンダーとの包括関係について述べる。
具体的には、トランスセクシュアルの中でほとんどジェンダーの転換を行わないタイプの人や、フェティシズム傾向の強いトランスベスタイトを、広義のトランスジェンダーの中に含めるべきかどうかということ。
続いて、性別越境の諸相-トランスジェンダーの多様性-について。
性的自己のどの要素を、トランス(越境)するかによって、性別越境は様々な有り様を見せる。 それが、トランスジェンダーの多様性につながっていくこと、どのような性別越境の有り様が「正しく」、どれが「間違っている」、あるいは、どの有り様がより「進化」しているか、ということではないことを確認する。

やっと、今日(4回目)のテーマ「トランスジェンダーと社会性」に入る。
まず、空間性(場)によるトランスジェンダー(異性装)のパターンを図版を参照しながら解説。
(1)祭祀・祭礼(祭りの場における異性装)、(2)演劇・芸術(歌舞伎の女形、大衆演劇の女形、現代の演劇の女形、宝塚歌劇の男役、森村泰昌の美術作品)、(3)ドラァグ・パーティ(ドラァグ・クィーン、ドラァグ・キングのパフォーマンス)、(4)職場=お店(ニューハーフ、ミス・ダンディ)まで説明したところで時間切れ。

予定通りになかなか進まない。
ちょっと欲張りすぎなのだろうか。

今日の授業後の質問。
「性器の手術を望みながら、ジェンダーを転換しないタイプのトランスセクシュアル(TS)の人は、転性願望ではなく、去勢願望との関係から理解できないでしょうか?」

なかなか難しい質問ですぐに適切な返答ができなかったが、今のところ以下のように考えられる。
MTFのTSの中に、「女性になりたい」というよりも「(成人)男性になりたくない」というタイプ、つまり男性としての成熟拒否タイプの人は確かにいる。
去勢願望というものをどう定義するかにもよるが、そういうタイプの人を去勢願望という概念で考えることは可能かもしれない。
しかし、サードジェンダーを許容しない男女どちらかの性二分の社会システムでは、自己認識的にも他者認識的にも、「男性になりたくない」という願望は「女性になりたい」という願望に解釈されてしまう可能が高い。
つまり、転性願望として回収されてしまうことになる。

再び「映像表現とジェンダー」研究会へ。
(中略)
「研究会」終了後、小林先生と茗荷谷駅近くのイタリア・レストラで食事。
きのこのピザ、わたり蟹のパスタ、それにサラダを分けていただく。
料金のわりには、メニューが本格的で、おいしい。
今日の映画のことや、最近のジェンダーをめぐる社会状況などをおしゃべり。

帰路は池袋経由。
20時50分、学芸大学駅に戻る。
駅前で、美容室のインターンらしきお姐ちゃんに「すいません、シャンプーとブローのモデルを探しているのですけどお願いできませんか?」と声をかけられる。
髪が伸びたことを自覚できて、ちょっとうれしかったけど、「ごめんなさいね」と断る。
お姐ちゃん、もっとややこしくない人を選ぼうね。

東口商店街の行きつけの居酒屋「一善」へ。
いつものように常連のお客さんとおしゃべりしながら、生ビールとウーロン茶を1杯ずつ。
夕ご飯は食べたので、肴はさんまのお刺し身だけ。

23時、仕事場へ戻る。
明日のデートのために着物の支度を少し。

就寝2時(仕事場)。

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